ウィッグを選ぶ時、テレビCMでよく見ていたり、カタログがステキだったりすると安心します。
その部分だけで、選んでしまう人も多いようですが、本当によいのでしょうか。
ウィッグを販売していた自分としては疑問が多くあります。
「国家資格を持っている美容師が担当します」という「魔法の言葉」はメーカーの宣伝手法です。
美容師免許と技術力は比例しない。
業界の事実が隠されています。
しかし、どのメーカーに行っても、その真実は語られることはないのです。
ウィッグアテンダントでは、26年間ウィッグメーカーに真面目に勤務してきたからこその、自身の見解などを交えながら、お伝えできればと思っています。
自分に合った本当に良いウィッグ、気持ちのサポートしてくれるウィッグを選ぶために、多くの経験とともに紹介してまいります。
ウィッグを考える多くの人の最初の入り口として、お役に立てることを目指してまいります。
島根県隠岐の島(おきのしま)出身
【資格】
美容師免許 第121897号
管理美容師免許 9-1 第133号
【ディプロマ】
英国IFAアロマテラピスト Membership No:8032
日本化粧品協会 一級 認定NO.13201100158
毛髪技能士
【経歴】
*松江理容美容専門学校を卒業
*美容室に約10年勤務
*株式会社スヴェンソン26年勤務
新宿西口店、新宿東口店の店長を経て
製品開発部門、教育部門のマネージャーを担う
*プーラ式ヘッドスパを学び、サロンオープン
私の個人的な考えですが、ウイッグで優先すべきはヘアスタイルと考えています。
髪型がきまった日、メイクのノリが良い日は気分が上がります。
ウイッグのヘアスタイルが自然でステキだと、自信を持って過ごすことができるようになります。
ウイッグのスペック(仕様)が高くても見た目が不自然では自信が持てません。
スタイリストの技術力や寄り添う気持ちが、ヘアスタイル作りのクオリティを上げてくれます。
それを反映できるのが、セミオーダータイプとオーダータイプのウイッグです。
メーカーで変わるのは、ウイッグのスペック(仕様)です。
スペック(仕様)の全てがヘアスタイルに関係するわけではありません。
そして、美容師免許を持っているからと、全てのスタイリストが、自然なウイッグを作り込めるとは限りません。
美容師さん選びも難しいと思いますが、それより難しいのが、ウイッグスタイリスト選びです。
何故ならば、ウイッグは伸びないので、やり直しがききません。
変にカットされてしまうと、修正が非常に難しいこともあります。
そして、お客様が自分の希望を伝えることが自分の髪より難しいのです。
その気持ちを汲んで、ヘアスタイル作りをしてくれるスタイリストが、お客様にとって相性のよい上手いスタイリストになります。
ウイッグスタイリストは、良くも悪くもウイッグのヘアスタイル作りは慣れています。
慣れてしまって繊細さを見失ってしまうスタイリストもいます。
私は、お客様と同等のこだわり、それ以上のこだわりを持ってこそ、お客様に寄り添えると考えています。
そして、その想いがヘアスタイルの作り込みにつながっていきます。
もちろん全ての希望が叶うとは限りません。
ただ、「こんなものです」と簡単に諦めてしまっては、お客様の喜びは得られません。
ギリギリまでチャレンジするからこそ、発見があったり、お客様も納得してくださったりします。
お客様の背景まで考えて、おひとりおひとりのウイッグを作り込む事を、全てのスタイリストができるようになることを願っています。